☆有難き幸せ☆

普通に生活が出来ること。やりたい事が出来ること。有難きこと。
7年前の今日、私は家のベッドで寝てました。メニエルが出てぐるぐる回る天井と吐き気に悩まされながら。地震だ!と思っても起き上がれない。直ぐにベッドに突っ伏す。数日後に家から出られた時、病院へ行くのに30分近く掛かった。(徒歩10分の距離…😱) 道路がスポンジの様に感じて、気持ち悪いことこの上なかった。
生存確認の為にブログに生きてますが死んでます😨とアップ⤴️した所、心配して沢山のメールが届いた。それを見た以前にウチに住んでた友達はお店やコンビニを何軒もはしごして買い出しして来てくれた。吐き気が買って食欲ゼロの私の為にご飯を作ってくれて、作り置きのハンバーグを冷凍して帰ってくれた。
地震怖かったわね〜😩と大家さんが訪ねてくれた時もメニエルで寝てました〜😓と伝えたら、ご飯を炊いて持って来てくれたり。
その当時働いていた病院からは1番近くに住んでる受付スタッフだったのに1週間ほど仕事に行けず大迷惑をかけた。

夜も昼もなく寝てる毎日だったけど、家が歪んで出られなくなると困るからと揺れる度に窓を開けて止まると閉める。テレビは付けっ放し。毎日画面に映る世界はまるで映画の様だった。自分が夢か現つか?の日々だった。

東京に日常が戻って来て、私が初めて地下鉄に乗ったのはキャラメルボックスの公演に行く為。今はなきル・テアトル銀座。仕事は歩いて行ける距離だし、具合の悪さも手伝って徒歩圏からは出ないで生活してたのだ。途中で気持ち悪くなったらどうしよう?この時期に観劇なんてと言う罪悪感よりは自分の体の事が心配だったのだけど、それでもやっぱり非日常を提供してくれる劇場と舞台と言うものに助けて貰ったと思う。

自分が少なからず関わる世界は、非常時には世の中で最も必要無い世界だけど、それでも無いと潤いのない世界になってしまうとても大切な場所だと思うのです。

今日もまた何時もと変わらない1日が過ごせて、普通に日が暮れて行くのを見られる事。
有難き幸せ。

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